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『めがね』

新宿テアトルタイムズスクエアにて観てきました。
水曜日の初回(11:00~)にもかかわらず、満員御礼!
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その映画は・・・この秋待望の作品『めがね』だ。
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私の“2006年度 映画BEST1” に輝いた『かもめ食堂』と
同じ監督、スタッフが再び集結。
今回の舞台は、とある南の島。そこは携帯電話の繋がらない場所。




ほんとうに、ほんとうに
スロ~な映画。

この映画が夏前もしくは夏の間に上映されていたならば、
きっと海へ行きたくなったに違いない。
かき氷が食べたくなったに違いない。

・・・確かになんにも起こらない。
どこから来たのか、どうしてここにやって来たのか・・・全く明かされはしない。
なぜか全員がめがねをかけている。・・・なんの説明も所以もない。

しかし、この映画では健全な人間、
当たり前だけれど本来あるべき人間の姿を見ることができた。
朝起きて、メルシー体操をして、朝ごはんを食べて・・・

心のこもった手作りのごはんと、皆で楽しく食べる。
何度も出てくるそんな風景は印象的でした。

この映画でキーワードになっているのが、「たそがれる」。
「たそがれる」とはどんな行為?

主演・小林聡美のコメント(by L25)より。
「時間の流れの贅沢さを感じる映画」。
まさに、その通りである。

評価 ★★★★☆
by cafe-lover79 | 2007-10-03 18:30 | 映画


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