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『それでもボクはやってない』

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「映画にしなければいけない!」
『Shall We ダンス?』の周防正行監督が、11年ぶりにメガホンを取った本格的な社会派ドラマ。電車で痴漢に間違えられた青年が、“裁判”で自分の無実を訴える姿を、日本の裁判制度の問題点を浮き彫りにしつつ描く。
痴漢に間違えられた青年に加瀬亮。主人公を弁護する弁護士に瀬戸朝香、役所広司らがふんする。3年もの歳月をかけて“裁判”について取材した監督が、現代の日本における“裁判”の現実を突きつける。

渋谷アミューズCQNにて1/20(公開初日)鑑賞。
公式HP 『それでもボクはやってない

<追記>
1/21 フジテレビ「スタメン」“裁判傍聴にハマる人々”
彼ら彼女らは、なぜ裁判に興味をもつのか・・・?

そこに出てきていたのは同年代の若い人たち。
彼・彼女らは声をそろえて言う。「そこにはリアルなドラマがある」と。
まったく裁判の傍聴には興味のなかった私ですが、ちょっとだけ興味が湧いてきた。
気持ちが分かるような気がしたし、無関心だったものが身近に感じられたのでした。
自分が関心を持った事件の裁判を見てみたいという声もあった。
記憶のかなたにある衝撃的な事件の数々。
あの事件はどうなったんだろう・・・裁判の行方が気になる事件は確かに存在する。



【感想】
こんなことあってはならない。
見終わったあと、ズシンときた。衝撃的だった。
・・・でも見てよかった。

刑事事件の99・9%が有罪になる現状、
あまりにもショッキングだった。

リアリティある裁判シーンは見どころ。
他、取調べの様子、拘置所暮らし、支援者の必死な活動・・・
細かい部分も丁寧に描かれており、知られざる冤罪事件の背景、現実を見た。

周防監督の、「映画にしなければいけない」という使命感から生まれた作品。
映画を通じて人々にメッセージを伝える、知ってもらうというのはとても素晴らしいと思った。
ぜひとも多くに人に見てもらいたい!

シネマトゥディ 加瀬亮へのインタビューより。
Q:どの人に一番カチンときていたんですか?(笑)
小日向(文世)さんが演じた裁判長ですかね(笑)。
あと、尾美(としのり)さんが演じた検事も嫌な感じでした(笑)。 

同感です!
by cafe-lover79 | 2007-01-21 23:04 | 映画


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