食にまつわるリアルな表現の数々

a0029534_12234346.jpg『食後のひととき』  早川文代(著) 毎日新聞社(2004/3月出版)
≪まえがきより≫
“ 女子高生が卵かけご飯を食べながらコーラを飲んでいる。
「生卵で口がマッタリしたところをシュワシュワーッとコーラで流す。
これが超サイコー」
取り合わせにもびっくりしたが、彼女の言葉が実感を持って迫ってきたのにはもっと驚いた ”

本書は食品総合研究所(独立行政法人)研究官である早川文代氏が、日経新聞土曜夕刊に掲載されていたコラムをまとめたもの。

≪目次≫
食にまつわる擬音語・擬態語を春夏秋冬別に120語収録。
春(シャキシャキ、まったり 他)
夏(みずみずしい、つるり 他)
秋(つややか、脂がのった 他)
冬(ほかほか、ぬるい 他)



■芳醇 
香り高く味わい深いもの。
高級感や重厚感といったイメージのあるウイスキーやコーヒー、醤油、ソースなどに使われる。
もともとは、こってりした重みのある良い酒のこと。現代では食にも使われるが限定される。
キーワードとして「熟成」「良い香り」「褐色」

■くせになる味
正統派の美味ではないが再び食べたくなるような味という意味で使われる。
⇒不快な感覚も数日間味わっているうちに快になる。

≪まとめ≫
日本語の食表現は オノマトペ(擬音語・擬態語)が多いということ。
こんがり、しこしこ、こっくり、ぬらぬら、ジューシー、ぷりぷり、ねっとり・・・。

“ 歯応えを表す英語のクリスピー(crispy)は日本語でサクサク、パリパリ、コリコリ、ポリポリなどと使い分ける。それだけ日本語は微妙なニュアンスを伝えやすい ”

≪感想≫
食べ物について文章を書いている一人として、どのような言葉で表したら読者に伝わるか―
常に考えて意識をしているので、非常に参考にさせていただいた。
とりわけ私は何かを食べた時、味だけではなく食感や見た目もかなり重要だと認識していて、
美味しさを決めるポイントにもなっているから。
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by cafe-lover79 | 2005-06-25 11:02 | CAFE


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